パートや派遣に切り替える選択肢

ライフイベントが起こると同時に、人生の転機が訪れることがあります。それまでは常勤で仕事をしていたけれど、そのまま働くのは厳しい状況になることは少なくないでしょう。

以前は、生活スタイルを考えると仕事を続けるのは難しいと考えて退職するか、必死に仕事をする時間を確保して常勤で働き続けるかの2択で考える傾向にありました。しかし、仕事選びの自由が大きくなった影響を受けて、人生の転機が到来したときにパートや派遣で働くのを選ぶ人が多くなっています。
働いている人たちの人口構成を見ると特徴的な面があり、一家の大黒柱として働いている人については依然としてライフイベントがあっても仕事を優先して常勤で働き続けるのが一般的です。それに対して上記の2択で悩む人が多かった配偶者側がパートや派遣で働くようになり、働き手の人口比率を高めています。生活スタイルに合わせて働きやすいのがパートや派遣で働く魅力であり、仕事選びも自由度も高くなっていることがこのような状況をもたらしています。
また、共働きをしなければ家計のやりくりが難しかったり、よりよい生活をするためにはお金が必要だと考えたりしたのがパートや派遣で働いている理由となっていることも少なくありません。企業側もこのような人材をうまく活用して事業を展開していく方法を見出してルーチンで行えるようになってきているため、両者のニーズがうまく噛み合うことによって働き手が増えてきています。