コロナ禍の中で急速に普及していった感があるのが、テレワークという働き方です。従来のオフィスに集まって業務するのではなく、時間や場所に縛られることなく自由度の高い環境で勤務するスタイルをさします。感染症予防もできますし、ワークライフバランスの実現もできるので、現在とても注目を集めています。

テレワークの働き方ですが、いくつかのスタイルが考えられます。まず、自宅で仕事をする在宅勤務のほかにもモバイルワークといって、モバイルルーターなどを使ってホテルやカフェなどで仕事をするスタイルです。さらにはサテライトオフィスで勤務するのも、テレワークのだといわれています。さらに時折ニュースやワイドショーでも紹介されていますが、ワーケーションもテレワークの一つのタイプであり、「ワーク」と「バケーション」を組み合わせた造語です。観光地や帰省先でレジャーを楽しみながら仕事を行うことができるのでとても魅力的だといえます。
テレワークという働き方は注目されていますが、企業側が前向きではないケースも多々あります。「導入にコストがかかるから」「顔を合わせないから」などがその理由です。しかしテレワークを導入することで、実は会社にもプラスの効果が期待できます。
特に大きいのは、幅広く人材を募集できる点です。会社勤務となれば、通勤圏内にいる人材から採用しなければなりません。しかしテレワークであれば、基本どこで勤務してもよいのです。極端な話、海外の人材でも構わないわけでより会社の求める人材を確保できるようになります。